肩が痛い<肩とは>

こんにちは、小濱トレーニングスタジオの西山幸範です。

今回は歳を重ねるにつれて痛くなっていく肩関節についてです。
40・50歳台になると

「最近、肩が痛くて上がらなくなってきたよ。」

「40肩・50肩でしょ。ほっておけば良くなるよ。」

というような話になると思います。

これが危ないです。40肩・50肩といっても、一時的な炎症であれば安静にすれば痛みは取れるでしょう。しかし、筋肉が切れている場合もあります。

筋肉が切れていたらどういうことが生じるかというと、

勝手には治らない!!

ということです。

ですので、40肩・50肩をあまり軽視しないように、2・3日安静にしても痛みが変わらず、肩関節の動かしにくさが強くなってきた場合は病院を受診することを推奨します。

病態等は次項以降で説明していきますので、本項では肩の基礎から説明させていただきます。

肩関節(解剖学)

肩関節

肩関節とは、人間の関節の中で最も柔軟性の高い関節です。理由としては、関節の受け皿が小さく、筋肉や靭帯で安定性を確保しているからです。
世間では肩関節は肩甲骨の受け皿(関節窩)と二の腕の骨(上腕骨頭)とがなす関節です。しかし、解剖学的には複数の関節の総称です。

関節

  • 肩甲上腕関節:二の腕の骨(上腕骨頭)と肩甲骨の受け皿(関節窩)が為す関節
  • 肩鎖関節:肩甲骨と鎖骨が為す関節
  • 胸鎖関節:胸の前の骨(胸骨)と鎖骨が為す関節
  • 肩甲胸郭関節:肩甲骨と肋骨が為す関節(機能的関節)
  • (肩峰下関節・第2肩関節):肩甲骨と上腕骨頭の上が為す関節(機能的関節)
「肩関節」の画像検索結果
ひだり肩関節

これほど多数の関節が、肩関節として総称されています。

ですので、トレーナーは肩が動かない人に対して、どの関節が問題なのかを考えなければなりません。

経験から言うと、1つの関節だけが問題だった症例はいません。

筋肉

続いて筋肉で重要な部分は腱板(ローテーターカフ)です。
腱板とは肩甲上腕関節の安定に作用する筋群です。

腱板(ローテーターカフ):

  • 棘上筋
  • 棘下筋
  • 肩甲下筋
  • 小円筋
「腱板」の画像検索結果
みぎ肩の腱板(後外側)
「腱板 矢状面」の画像検索結果

その他、様々な筋がありますが、腱板が重要な要因としては、フォースカップル機構です。

フォースカップル:Wikipediaによると偶力(ぐうりょく、: (force) couple)とは、作用線が平行で、互いに大きさが等しく、方向が反対向きの2つの (F, −F) のことである。偶力が働くと物体は回転をはじめるが、並進運動をさせる効果はない。

なかなか難しいことが書いています。

簡単に腱板で説明すると、

「肩関節 フォースカップル」の画像検索結果

腱板のフォースカップル:上腕骨を肩甲骨の受け皿のいい位置に置くための機能。破綻すると、亜脱臼となったり、肩を動かした際に痛みが生じる可能性があります。

関節包

関節包とは関節を包んでいる膜で、他の関節でもありますが、肩関節においては関節可動性を制限する因子と重要視されます。理由としては、関節包靭帯というものがあり、ほかの関節に比べると可動性が大きいため、硬くなると制限が著明になります。硬さが強固である場合は外科的処置を要する場合もあります。

「肩関節 関節包」の画像検索結果

最後に靭帯です。

靭帯は関節等を安定させる強固な組織です。

靭帯の柔軟性低下という言葉は不適切ですが、靭帯の緩さ(許容範囲)や滑走性の確保は関節を動かす際には重要な部分です。

「肩関節 靭帯」の画像検索結果

まとめ

これらが肩関節を構成している重要な部位です。

しかし、肩関節が難しいのは姿勢などによる影響も受けやすいと言うことです。

腕を上までバンザイ(肩屈曲180度)する場合、背骨(胸椎)が8.2±4.5度伸展(伸びる)し、肩甲骨が12.4±3.5度後ろに傾く必要があると言われています。

これが猫背のままバンザイをすればどうなるでしょうか。

上に腕が上がらなくなります。人によっては肩が痛い・腰が痛いと言うことが生じます。

ここで腰が痛いというワードが出ました。

なぜバンザイをすると猫背の人は腰が痛くなるのでしょうか。

正解は肩が動かせないので腰を反ってしまうからです。

ですので、生活で腰が痛いと言う人でも、肩に原因がある人が多々います。

今一度、ご自身の体がどのようになっているか確認してもらう機会を設けていただければ幸いです。

Yuki

名前:西山幸範 資格:理学療法士 千葉県木更津市小濱トレーニングスタジオでパーソナルトレーナーしています。 怪我の予防・治療など身体の悩みについて一緒に考えられるパーソナルトレーナーを目指しています。 聞きたいことなどありましたら連絡いただければ幸いです。

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